趣意書

明治35年(1902年)広島高等師範学校が、現在の千田町に創設されました。

 その時から千田は「学都広島」のコンセプトの拠点地として文教の町・学生の闊歩する町として優秀な人材を輩出してきましたが、時代の流れの中で平成7年に広島大学は統合移転しました。

 しかし、一部の大学関係者や地元千田が一丸となって存続運動を展開した結果、広島大学夜間主の千田キャンパスへの存続は達成され、新校舎も建てられ、文教の地としてのアイデンティティーは継続可能となりました。

 千田に残った広大生は地元住民として街づくりに貢献できる活動を希望し、平成9年5月に広大工学部の跡地である千田公園全体をイベント会場として、広大生、地元住民、市民、行政のタイアップによる祭りを開催しました。

 4つの団体で、千田という文教の町を御輿の如く担ぎあげ、若者文化の発信、地域の活性化、市民活動の活性化を目指す祭です。

 平成10年8月からは、市の協力を得て全国でも初めての毎月開催のイベントに昇格。

 開催場所も広大本部跡地である東千田公園(3ヘクタール)に移転し、毎月2万人近い来場客でにぎわう大学祭的市民祭に発展・拡大しています。

 千田学区にとって広大生は昔から貴重な人的資源でした。

 若いパワーを生かした街づくりは千田の明日に架ける橋となることでしょう。

 この意味で千田にある行政機関も賛同し、継続性のある祭を希望されています。

 千田でしかできない祭で街の活性化を達成し、学生と若者のパワーで21世紀の広島を切り開く「千田わっしょい祭」は、いろいろな意味で斬新であり挑戦でなくてはなりません。

 祭を作る事、それ自体が「祭」であり街の活性化の起爆剤になってくれるものと信じております。

平成13年2月 9日 ひろしま街づくりデザイン賞(まちづくり活動部門) 受賞
平成18年3月30日 ひろしま千客万来賞(大入り賞) 受賞
平成18年6月23日 国土交通大臣賞 受賞

 この祭を通じて、広大本部跡地の有効利用が促進され、学生の闊歩する文教の街「千田」が再生されることを切に念願し、皆様のご協力と参加をお願いする次第です。

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2005.12.04
千田わっしょい祭は連続開催100回
を迎えました。

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